杉のムク板ですから、施工にあったては次の点に注意し、施工要領に従って施工してください。

施工上の注意
●入荷後はなるべく早く施工してください。また保管は屋根のある場所で直射日光があたらず、風通しのよい場所に大切に保管してください。湿度の安定した場所を選び、地べたにはおかないでください。(加湿・乾燥が進み、板が湾曲することがあります。)
●また 水濡れは絶対厳禁です。雨のはねなどがかからないようご注意ください。
●雨天のような湿気の高い日の施工は避けてください。( 乾燥して目地が開きます。)
●床仕様の場合は 木表をご使用ください。
●工事中は段ボールなどで養生し、水分・衝撃などにご注意下さい。 養生テープを直接表面に貼らないでください。(変色の原因になります。)
●工事終了後の美装中、バケツ底の水分、結露を起こすものを直接床に置かないでください。(シミとして跡形が残ります。)
施工要領
  1. 1. 板自体に強度がありますから、通常のような根太は不要です。尺間以内の梁・大引き(120角以上) に直接留めてください。
  2. 2. 板を受ける梁の施工精度がそのまま床の仕上がりに影響しますから、材の寸法や施工は正確に行ってください。
  3. 3. 1枚ごとに当て木を当てて打ち寄せ、さらに釘抜きなどを用いて十分に寄せて、材同士の隙間を完全になくしてから留めてください。(右図参照)
  4. 4. 釘の長さは、厚板40mmの場合100mm以上(スクリュー釘の
    場合は90mm以上)、厚板30mmの場合は90mm以上( スクリュー釘の場合は75mm以上)をご使用ください。
    ※特に2階床などで水平剛性を必要とする場合は、下図のように脳天打ちをお薦めします
施行例
使用上の注意
●キッチンなどの水回りにご使用の場合はマットなどを敷くことをお薦めいたします。
●ペットなどの排泄物、唾液などにはご注意下さい、できるだけ早く表面をふき取り、長時間放置することはお避けください。