木材に大きく影響を与える乾燥法にこだわり、人とのふれあう場にふさわしい材としての性能を追求しました。TSウッドハウス・九州大学・徳島県の産学官が一体となり研究・開発が実現した、人の快適性にすぐれた製品です。
「こもれびDRY」の乾燥方法を用いた材は従来型人工乾燥にはない特性が研究結果により得られました。
私達がいままで天然乾燥にこだわった理由である材の色、つや、かおりの成分そして調湿性をそのままに、天然乾燥に比べ大きく含水率を下げることに成功、従来の天然乾燥材の長所を生かした低含水率製品の誕生です。
スギ材は異なる乾燥方法であっても含水率変化に伴う膨張率は、ほぼ同じという研究結果がえられました。
このことから、
調湿性が低い(吸放湿性が低い) ≒ 寸法安定性が高い
調湿性が高い(吸放湿性が高い) ≒ 寸法安定性が低い
という事が言えます。
「こもれびDRY」は人に優しい高い調湿性を備えた性質を持ちます。
耐シロアリ性・耐腐朽性・人の快適増進効果があるとされるスギ特有のテルペン系化合物の測定をしたところ、従来型人工乾燥材に比較し天然乾燥とハイブリッド乾燥材には多く含まれる事が分かりました。(材仕上げ面測定値)高い調湿性能を保持しつつ天然乾燥・ハイブリット乾燥材は、人の快適増進効果に寄与するスギ特有のテルペン系化合物の含量が多く、その成分を空気中に多く放散することが期待されます。
出荷時の乾燥状態
天然乾燥では難しかった出荷時15%以下の低含水率をハイブリッド乾燥では達成致しました。くるいが少なくより使いやすくなりました。