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技術技術

先人の知恵、葉枯らし乾燥。

葉枯らし乾燥とは、伐採後、枝葉を付けたまま一定期間林内に寝かせ、太陽の恵みを利用して黄変または赤変して枯れるまで自然乾燥させるものです。

水分が多い辺材の含水率を下げ全体の水分分布を均一化することでワレ・クルイ・ソリの少ない木材が提供できること、材の色艶を良くすること、重量を約70%まで軽量化し運搬費のコストダウンをはかること、バラツキの多い心材色がほぼ揃うことなど、さまざまな利点があります。

こうしたメリットのある木材ですから、構造材が表面に現れる真壁構造用語解説には最も適した木材となるわけです。 この乾燥方法は、戦前、木頭地方で多用されていたものですが、TSウッドハウスでは、強度が高く、色艶の統一した木材を供給するために、一時途絶えていた葉枯らし乾燥を復活させ、昭和58年からその有効性を科学的に実証してきました。